速さ=距離/時間
の関係から速さを求めることができます。
車両が、進入側基準となる位置(図1の青パネル位置)から
【図1】
進行し(図2)
【図2】
脱出側基準となる位置(図3の赤パネル位置)まで
【図3】
進むのに要した時間「T[秒]」と、進入側基準位置と脱出側基準位置の間の距離(図4)「L[メートル]」がわかれば
【図4】
車両の速さが求まります。求め方は
車両の速さ[メートル/秒]=L[メートル]/T[秒]
です。たとえば、基準位置の間隔が30[メートル]で、車両が通過するのにかかった時間が2[秒]であれば、車両の速さは30/2=15[メートル/秒]=54[キロメートル/時]となります。
下の動画は、テレビニュースで放送された防犯カメラの映像から、二台の車両が通過する部分を切り出したものです。
目印となる位置として、中央分離帯に立っている二本のポールが利用できます。ただし、カメラから見ると、車両はポールよりも遠い位置を走行しているので、ポール間の距離をそのまま車両が通過した距離とはできません。
次回は距離の補正について説明します。
・「北海道砂川市 一家五人死傷の交通事故(3)」に続く
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