平成27年6月6日に北海道砂川市の国道12号線で痛ましい事故が起きました。一家五人が乗った軽ワゴン車とRV車が交差点で衝突し、軽ワゴン車に乗っていた3人が亡くなり、1人が重体となってしまった事故です。(産経新聞記事 )
南北に走る国道12号線を南から北に走ってきたRV車の正面と、東西に延びる交差道路を西から東に走ってきた軽ワゴン車の右側面が衝突しました。この衝突によって、RV車は軽ワゴン車に衝突したあと、中央分離帯の電柱に衝突してこれをへし折り、炎上しました。軽ワゴン車は、RV車によって50~60[m]も北方に撥ね飛ばされ、はずみで後部座席に乗っていた少年が車外に投げ出されたと推定されています。さらに、RV車と競うように走っていたと推定されるピックアップトラックが投げ出された少年を轢き、そのまま約1.5[km]も少年を引きずって走ったという、まさに危険運転の典型とも言えるような凄惨な事故でした。
6月8日には、事故現場の南約1[km]の建物に設置された防犯カメラに、事故を起こしたとおぼしきRV車とピックアップトラックが、非常に高速で走行していた様子が映っていることがわかりました。
テレビで放映された「防犯カメラの映像から車両の速度を推定する」ことをテーマにします。
図1はテレビ放送された防犯カメラの画像です。左から走ってきた一台目の車両が防犯カメラに映り始めたときの画像です。
【図1】
分析には作図が必要なので、数回に分けて説明ます。
・「北海道砂川市 一家五人死傷の交通事故 (2)」に続く
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